迷惑メール対策
[研究の概要]
インターネット上での電子メールの普及に伴い,迷惑メール(spam)が急増して
いる.これは,電子メールの送信コストがダイレクトメールなどに比べ非常に
安価であることに起因すると考えられる.迷惑メール対策の難しさは,電子メ
ールは世界中どこから送られてくるか分からない上に,既に運用されているメ
ールサーバがあまりに多いため,基本的にそれらとの互換性が無視できないこ
とである.技術的に行う迷惑メール対策には主に,サーバがメールを受信する
際のSMTP接続に関するもの,受信したメールの内容を検査するもの,正当な送
信者のホワイトリストを作成するものなどが存在する.本研究では,迷惑メー
ルを排除し,電子メールの利便性を保つための方法について研究を行っている.
代表的な発表論文
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岩永 学, 田端 利宏, 櫻井 幸一,
"ベイジアンフィルタと送信者確認方式を併用した迷惑メール対策の評価",
コンピュータセキュリティシンポジウム2003(CSS2003), Oct. 2003.
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岩永 学, 田端 利宏, 櫻井 幸一
"エラーメールを装ったSPAMメールへの対策",
電気関係学会九州支部連合大会(第56回連合大会), Sep. 2003.