ディジタルフィンガープリンティング

[研究の概要]
ディジタルコンテンツやディジタル通信の広まりによって,それらの著作権保護が大きな問題となりつつある.データの著作権を 守るための技法の研究が数多くされてきた.ディジタルフィンガープリンティングはこれらの技法の中で,最も注目されているものである. この技法では,耐タンパーデバイス(注)は必要としない.つまり,この技法は直接的に不正コピーを防止するためのものではない. ディジタルフィンガープリンティングの目標は,不正な再配布を防止することである.つまり,購入者が正当に購入したコンテンツを不正に 二次配布することの防止を目標とする.ディジタルフィンガープリンティング技法を用いると,販売者がディジタルデータの正当な 購入者かどうかを識別することができる.

耐タンパーデバイス: 外部からの観測,改ざんが困難なデバイス

代表的な発表論文
  • JaeGwi Choi, Kouichi Sakurai, JiHwan Park
    "Improved Anonymous Fingerprinting scheme with a robust asymmetry",
    2003 Kmms International Conference on Multimedia Technology and Its Applications, Jan.13-16.2003.
  • JaeGwi Choi, Kouichi Sakurai, JiHwan Park
    "An Efficient Fingerprinting Scheme with Proxy signatures",
    SCIS2003, Jan.25-29.2003
  • JaeGwi Choi, Kouichi Sakurai, JiHwan Park
    "Digital Fingerprinting Scheme Suitable to Multiple purchase" ,
    CSS2002, Oct.20-1.Nov.2002.