ピアーツーピアネットワークの匿名性保護

[研究の概要]
ピアーツーピアネットワークにおける匿名性とは,特定の通信と送受信者との関連付けが困難であることを意味する. 近年, GNUnetと呼ばれるフレームワークが提案された. GNUnetは, Traffic Analysisに対する耐性を持つ.一方で, GNUnetのプロトコルを解析して通信のイニシエータを特定する攻撃が提案されている. 本研究では,この攻撃に対して耐性を持ち, GNUnetに適用可能なルーティングプロトコルの提案や解析などを研究している. また,ピアーツーピアでの通信は効率性の面から広く喧伝されている. 特に,分散ハッシュテーブルを用いた通信の効率化が図られると共に, 匿名性をセキュリティ要件の一つに挙げる研究が多く見られるようになった. 本研究においても,匿名性と同時に検索の効率性に主眼を置いている.



代表的な発表論文
  • Kohei TATARA, Yoshiaki HORI, Kouichi SAKURAI, Query Forwarding Algorithm Supporting Initiator Anonymity in GNUnet, The 1st International Workshop on Security in Networks and Distributed Systems in Proceedings of the Eleventh International Conference on Parallel and Distributed Systems, pp. 235-239. Jul., 2005. IEEE Computer Society.
  • 鑪講平, 堀良彰, 櫻井幸一, GNUnetにおけるイニシエータの匿名性保護に関する提案, 2005年暗号と情報セキュリティシンポジウム (SCIS2005), Jan. 2005.